鈴木雅彦
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2009年2月臨時会
懸念される2月臨時議会 議会正常化はできるか
 臨時議会の目的は議長を初めとする役員の改選です(法律上の議長の任期は4年ですが、申し合わせで1年で辞任・交替することにしています)。2年連続で、4会派(県都クラブ・津和会・一津会・公明党)による議長ポストたらい回しの談合疑惑が自民党市議団から指摘され、臨時議会が空転しました。今回も同じ指摘がなされるかどうか、ここがひとつのポイントです。

 今年は、自民党市議団が選挙に関わる議会運営委員会や全員協議会、そして本会議での選挙もボイコットするという異常事態になり、最終日の深夜11時30分にようやく終了という大変な議会でした。

 さらに昨年までは各会派からバランスよく4常任委員会に委員を出していたのですが、今年は自民党市議団が4名とも一つの委員会に入ると言って譲らず、総務財政常任委員会に全員所属するという、前例のない事態が生まれました。以来1年間、総務財政委員会は「暫時休憩」や「市長の出席要請」が常態化し、徹夜委員会(実質は大半空転)の事態が発生するなど、混乱が続き、ついに委員長が倒れる事態にもなりました。

 「神聖な議場」と言いながら聞くに堪えない罵声、「暫時休憩」に追い込む「議事進行について」の発声、空転に次ぐ空転、議会運営委員会で決めたルールに対して本会議場や委員会の場で異を唱えての混乱、連発され、取り下げられる「議長・委員長不信任案」、大声での質疑で職員を萎縮させ、それが結果的に職員の早期退職を生んでいる事態、想定外に多い早期退職で残る職員の業務量が増えて負担になっている問題。

 挙げればキリがありませんが、いずれも耳に入ってくる声です。議会内でも、そろそろ何とかしないと、という動きが出始めています。県都の議会として恥ずかしい事態という認識は共通のものです。はたして2月臨時議会で、議会の権威、議会の品位が保てるような動きになるか、本当のポイントはこれだと思います。
議長・副議長と常任委員会の所属(◎委員長、○副委員長)

議  長 竹沢陽一
副議長 田中勝博
総務財政委員会 八太正年 豊田光治 村田彰久 植田征洋 海野武司
 山岡幸郎 中川隆幸 橋村清悟 横山敦子 竹沢陽一
経済環境委員会 田矢修介 平岡益生 水谷友紀子 永田正
 川崎正次 川瀬利夫 岡村武 藤岡和美 鈴木雅彦
建設水道委員会 藤本智子 杉谷育生 田村宗博 岡幸男
 中村勝春 岡本知順 落合壽 加藤美江子 川口和雄
教育厚生委員会 辻美津子 箕田正毅 小菅雅司 大野寛 田端隆登
 前田勝彦 田中勝博 坪井利明 小野欽市 和田甲子雄 
委員長は2〜3期議員、副委員長は1〜2期議員を選ぶのが旧津市の慣例でした(国会でも同じです)。
おおむねその慣例を引き継いでいるものの、合併以後、必ずしも慣例通りではありません。
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